2008年12月1日月曜日

備忘録 : 海岸線データ・国土数値情報

海岸線データ

・・・以下、Tatataさんのtalk-jaメールから抜粋・・・
http://lists.openstreetmap.org/pipermail/talk-ja/2008-June/000330.html
国土数値情報の海岸線もベースにはなると思いますが、「行政区域データ」[2] の基図は数値地図25000(空間データ基盤)の複製承認を受けた平成17年より古い可能性が大きいですし、「海岸線データ」[3] の方はその行政区域データから作成されているので、ikiyaさんのニーズに合うものかどうか...

上の2つの国土数値情報のデータに含まれる海岸線は同じものなので、「海岸線データ」からは海岸名称とその位置だけを取り出して、 place=locality としてインポートしようかと思っています。(識別ができなそうなので、スクリプトで natural=beach を設定するのは無理っぽいです。)

で、もし国土数値情報の海岸線を使いたいということであれば、行政区域データのスクリプトが出力する都道府県界のファイル (ksj2osm-admin-outer-*.osm) には海岸線部分が含まれているので、

1. $max_ways_outerの設定値を大きく(1000とか9999とか)して、都道府県界のファイル (ksj2osm-admin-outer-*.osm) を1個にする。(そのファイルサイズでもJOSMで開けるなら、ですけど。)

2. 要らない部分(陸地の境界線)を削除する。

3. 残った海岸線部分のタグを付け替える。(boundary=administrativeとadmin_level=*を削除して、natural=coastlineを追加する。)

4. OSMの既存の海岸線の置き換え部分を削除して、インポートしたものを繋ぐ。(wayの方向に注意。[4][5])

という手順で流用できます。

まぁ、スクリプトを別のファイルにコピーして、タグの編集のところ(sub write_way() {...}の中)だけ書き換えてしまった方が楽ですけどね。

# [4]の見出しの直ぐ上に、"(and typically limit the length of any one way to
# no more than ~500 nodes)"とか書いてある... 昨日、埼玉県の作業をしている時に
# 外周部の一部がnodeだけになっていたのは、もしかしたらコレのせいなのかなー???

[1] http://wiki.openstreetmap.org/index.php/PGS
[2] http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/jpgis/datalist/KsjTmplt-N03.html
[3] http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/jpgis/datalist/KsjTmplt-C23.html
[4] http://wiki.openstreetmap.org/index.php/Tag:natural%3Dcoastline#Direction
[5] http://tile.openstreetmap.nl/coastlines.html

-- Tatata

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